2022年講師陣
♪ フェデリーコ・アゴスティーニ(ヴァイオリン・室内楽)Federico Agostini
イタリアのトリエステ生まれ。音楽家の家庭に育ち、6歳の時祖父からヴァイオリンの手ほどきを受けた。トリエステとヴェネチアの音楽院、さらにシエナのキジアナ音楽院 で学び、サルバトーレ・アッカルドや叔父にあたるフランコ・グッリらに師事した。16歳でカルロ・ゼッキの指揮のもと、モーツァルトの協奏曲を弾いてデビュー、数多くのコンクールに優勝・入賞し、国際的に輝かしい活動を開始する。I Virtuosi di Romaに在籍後、1986年からは伝説的なイタリアの合奏団、”イ・ムジチ”のコンサートマスターを務める。ソリストとしても世界有数のホールに登場、1987年か らローマ・フォーレピアノ五重奏団のメンバーとしても活躍。
ヨーロッパ、アメリカ、日本など、世界各地の国際音楽祭に参加。
堤剛、渡邊康雄、アメリカ四重奏団、エマーソン四重奏団、ファインアーツ四重奏団、東京四重奏団、グァルネリ四重奏団などと共演した。トリエステ、ヴェネチア、トロッシンゲン(ドイツ)、インディアナ大(USA)、イーストマン音楽院(USA)、東京藝術大学、愛知県立藝術大学など世界各地で教授を務める
♪ 大森潤子(ヴァイオリン)Junko Omori
東京藝術大学を首席で卒業。同大学院修士課程修了。明治安田生命QOL文化財団の助成を受けて渡仏し、パリ国立高等音楽院第三課程ソロ科、及び室内楽科を修了。ヴァイオリンを田中千香士、清水高師、R.パスキエ、室内楽を菅沼準二、H.カルティエ=ブレッソンの各氏に師事。
東京藝大において安宅賞受賞。第63回日本音楽コンクール第2位。第12回ドゥエ国際コンクール第2位大賞。第10回日本室内楽コンクール第1位、併せて東京都知事賞を受賞。第3回パリ・ADAMI財団コンクール優勝に伴い名器を貸与され、財団アーティストとしての活動を行う。
日本、フランス国内、英国、ベルギー各地でリサイタルを行うほか、ゆふいん、倉敷、大垣、パリ「MUSICORA」、カンヌ「MIDEM」、エヴィアンなど、日仏の主要音楽祭に招かれる。NHK-FM、フランス国営ラジオなどへの放送出演も多い。2015年、フォンテックよりデビューCD「Zephyr – そよ風」をリリース。
ソリストとして、藝大フィル、東京フィル、仙台フィル、札響などと共演を重ねている。
2008年より毎初冬に、札幌・北星学園大学チャペルにおいて、バッハの無伴奏ソナタとパルティータによる演奏会を続けている。
2010年にはデビュー10周年を記念して、東京と札幌でイザイ無伴奏ソナタ全曲演奏会を開催し、絶賛を博した。
2006年〜2017年、(公財)札幌交響楽団首席奏者。
2018年より、(公財)富士山静岡交響楽団ゲストコンサートマスター。
現在、東京藝術大学講師。(一財)地域創造・協力アーティスト、フコク生命アーティスト。
♪ 吉川 朝子(ヴァイオリン・室内楽) Asako Yoshikawa
桐朋学園音楽科高校、大学にて鷲見三郎、マリエ・ホローニョバ各師に学んだ後渡伊、イタリア国立サンタ・チェチーリア音楽院マスターコースにてP・カルミレッリ、R・ブレンゴラー、シェリングに薫陶を受ける。在学中よりローマ合奏団奏者及びサンタ・チェチーリアオーケストラ第1ヴァイオリン客員奏者としてイタリアでの演奏活動を始める。同音楽院創立以来弦楽科初のフルボード及び栄誉賞受賞者として卒業後、ヴェニスのラフェニーチェ劇場でコンチェルト・ソリストデビュー。帰国後、東京ゾリスデン・コンサートミストレスを務め、リサイタル、NHKによるリサイタル放送、室内楽、客員主席奏者等の演奏活動の他、教育にも力を注ぎ門下からは優秀な演奏家が多数輩出されている。ムーランダンデ(仏)モンテ・フィアスコーネ、ピエディルーコ(伊)等欧州の国際音楽祭にて招待されマスタークラスを持つ。92、93年イタリア国営テレビにてリサイタル及びレッスン風景が放送された。CDは「デュオ・セレナーデ」「トリオ・アマティ」がリリースされている。また国内外の国際コンクール審査員を務める。蓼科音楽祭音楽監督。
♪ ミケーレ・インノチェンティ Michele Innocenti (ピアノ・室内楽)
イタリア・トスカーナ出身。パリ在住。フィレンツェ・ケルビーニ音楽院にてアントニオ・バッケリに、パリ高等音楽院にてアルド・チッコリーニに、ブダペストのリスト音楽院にてラド・フェレに師事。室内楽をフランコ・ロッシ及びカルテット・イタリアーノに師事する。レンド・オブ・アワード・パリ賞、ストレーサ国際ピアノコンクール、バルドリーノ国際コンクールで優秀な成績を修め、若くしてソロ及び室内楽奏者として演奏活動を始めた。ハンガリーにてブダペスト交響楽団、フィレンツェ、トスカーナ等のオーケストラよりソリストとして招待されコンチェルトを共演。またリサイタル及び室内楽コンサートを世界各地で行っている。室内楽ではフランスを代表する奏者たちと共演。その演奏は各地でレコーディング&放送されている。フィレンツェ、ルッカ、モデナ、パリの各音楽院等で教授後、現パリ、モンモランシーコンセルヴァトワールピアノ科教授。フランスにて優れた教育者に贈られる“C.A”の称号を得る。また数々の国際コンクール審査員として招待されている。
♪ 百武 由紀(ヴィオラ・室内楽) Yuki Hyakutake
東京芸術大学付属高校を経て、同大学卒業、同大学院修了。井上武雄、浅妻文樹、ウイリアム・プリムローズ、セルジュ・コロー各氏に師事。在学中芸大オーケストラと「イタリアのハロルド」を協演。皇居桃華楽堂にて新人演奏会出演。1999年まで東京都交響楽団に在籍し 首席奏者を務めた。外来演奏家との共演多数、国内外の音楽祭多数出演。邦人作品、現代曲の初演も多数手掛けており1999年日本音楽コンクール作曲部門の演奏に対して、審査員特別賞を受賞。カルテット「クワトロ・ピアチェーリ」・東京シンフォニエッタメンバー。第65回文化庁芸術祭大賞受賞。第10回佐治敬三賞受賞。愛知芸術大学教授。桐朋学園大学院大学、東京音楽大学講師。
♪ 三宅 進(チェロ・室内楽) Susumu Miyake
桐朋学園、インディアナ大学にて木越洋、安田謙一郎、ヤーノシュ・シュタルケルの諸氏に師事。新ヴィヴァルディ合奏団、群馬交響楽団首席チェロ奏者、イソ弦楽四重奏団チェリストを歴任。2012年公益財団法人仙台フィルハーモニー管弦楽団首席奏者に就任。翌2013年よりソロ首席奏者。武蔵野音楽大学でも後進の指導にあたる。
音楽監督を務める仙台市宮城野区文化センター主催の室内楽シリーズ「Music FromPaToNa」が2015年第4回サントリー&ウィーンフィル音楽復興祈念賞を受賞。
♪ 百武 恵子(伴奏アシスタント) Keiko Hyakutake
東京音楽大学、大学院を経て、パリ国立高等音楽院にて伴奏科、室内楽科を一等賞を得て修 了。2007年文化庁海外派遣芸術家海外研修員。フランス国際コンクール室内楽部門第一位。 在学中よりロンティボー国際コンクール、カザルス音楽祭、などに公式伴奏者として参加。弦楽器 クラス伴奏者を度々兼任し、パリ国立管弦楽団、フランス国立管弦楽団などのメンバーと共演。09年に帰国。10年文化庁国際交流基金の支援のもとアルジェリアにてリサイタルを行う。ピアノを 三浦捷子、川上昌裕、伴奏法と室内楽をJ.ケルネル、山洞智、C.イバルディの各氏に師事。
東京音楽大学非常勤講師(伴奏、室内楽)
♪ 三宅 麻由 (アシスタント、ピアノ伴奏) Mayu Miyake
東京音楽大学卒業。第31回、34回愛知ピアノコンクール 二台ピアノ部門 銀賞。第12回北本ピアノコンクール大学生の部 入選。第17回大阪国際音楽コンクール デュオ部門 入選。第33回クラシック音楽オーディションに合格し、新進音楽家フレッシュコンサートに出演。これまでに米谷治郎、渡辺容子、佐藤俊の各氏に師事。現在、板橋区演奏家協会会員。
♪ 大谷桜子 (インスペクターアシスタント) Sakurako Otani
横浜雙葉高校卒業。東京音楽大学を経て同大学大学院修士課程を修了。第7回蓼科音楽コンクール第3位。在学中、東京音楽大学の短期留学奨学生としてモーツァルテウム国際サマーアカデミーに参加し、ピエール・アモイヤル氏のクラスを修了。横浜市民広間演奏会会員。